2014年10月25日土曜日

グアム経由で日本へ。夢の日々よ、再び。<コスラエの旅・Day6-7>

そして最終日。

前日夜中に一旦電気は戻ったものの、朝になってまた停電に。
部屋の中にいても暑いので、部屋の前においてある椅子に座ってぼんやり。
いつもは一時間くらいですぐ復旧するらしいのに、今回はかなりしつこい停電だった模様。


チェックアウトを済ませると、お花のプレゼントが。記念に一枚。
その後、オーナーの奥さんのマリアさんと一緒に空港へ。


空港についてしばらくすると。。。
これまた停電のため、電気機器が動かないため、人の手によるセキュリティチェック。
原始的ですが、昔はこうだったんですよねぇ。いつもの緊張した感じと言うよりは、和やかな雰囲気でした。

そうしていると今度は飛行機が2時間遅れとのアナウンス。
NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!

とは言っても待つしかないので、同じロッジに泊まっていた人達や、マリアさんと話をしたりして飛行機が来るのをひたすら待ちます。


マリアさんと一枚。やっぱりイタリア人な顔立ちですね。可愛らしい人なのですが、さらっとキレイ。


花冠なんてそうそうないのでこちらも記念に一枚。コスラエともいよいよさよなら。



その後2時間遅れの飛行機でグアムへ。
帰りももちろんアイランドホッピング。グアムに着いた頃には20時を過ぎていました。

グアム〜日本への帰途については省略。
ですが、来てよかった!たくさんの出会い、たくさんの学び。だから旅は楽しいんですね。





全島停電?で星の輝きマックス!な夜空を楽しむラストナイト<コスラエの旅・Day5>

コスラエ滞在ラストデイ

この日は前日の登山で の疲れもあり、予定変更で朝は少しのんびり。
私はビッグディナーでお腹がもたれ気味だったので、朝はバナナと珈琲でまったり。

朝食後、昨日のガイドのアダムと再度合流して、近所にあるウィアーバードケーブへ。
ようは鳥が住んでいる洞窟なんですが、見た目コウモリのように見えます。



中から見た図
 鳥達の巣はなんだか苔のようでした。巣の材料はこんなふわふわした素材。

生き物って面白い。あ、こちらもきのこショットです(笑)。


次は博物館へ。日本語で書かれた地図もありました。
地図なのに文章で説明書きがあるのが面白かったです。


島の模型を見ながら昨日登った山を確認。一番高いのではなかった!


その他発掘されたビーズや狩猟などに使われていたらしい石などが展示されていました。
入場は無料でした。

そして、この日、午後の便で本土へ移動するアメリカ人の彼女のために、スーパーへ。
途中にお店がないということだったのですが、ここで見つけた日本食品の数々。。。。
カラムーチョ高くね???




本日のガイドはここで終了。

ロッジに戻ると、今度は二人でロッジで借りられるカヤックでロッジ前のマングローブの海へ(やり過ぎか?)。




その後。。。

連れがいなくなってつまらなくなった私は自転車でうろうろすることにしました。
今回の相棒はこれ。

私の旅の中で自転車があるかどうかはひとつ大きなポイントなのです。


オーナー奥さんのマリアさんに教えてもらったところに行ってみることにしました。
島一周をする元気はあいにく残っておらず。。。
結果2時間程のバイクライドでしたが、海風を受けて走りながら、時々砂浜でとまって海を見ながらぼんやりする幸せな時間でした。



で、

この日はこの後ハプニングが。。。

何と全島の電気が落ちてしまったのです。



テレビはつかない、充電はできない。部屋の電気ももちろんつかない。
どうしたもんか。ふーむ。。。

しばらく部屋で悶々した後、持参したヘッドランプを持ってシャワーをしてからレストランへ。もちろん電気はついてないんですが、、、他のお客さん達も集まっていました。
週に2度しか便がないこともあり、お客さんの一部は顔見知りになっていたので、ここ数日のように混ぜてもらってまずは食事。

この日は、再度コスラエスープと鮪のお刺身を注文。
ろうそくしかない真っ暗な中、美味しくいただきました。


そうしているうち、レストランのスタッフの女性達が賛美歌を歌い出し、しばらくその歌に耳を傾けました。とてもきれいな歌声でした。

それから。。。ふと空を見上げてみると。。。
満天の星空が広がっていました。

前日までは光がありましたが、この日はなかったので、星が一段ときれいに見えました。
写真は残念ながら撮れませんでしたが、空がとても近く感じました。

私を含め、レストランのお客さん達も空が見える場所に移動して、星空を見ながら長らく話していました。


何とも幻想的な夜でした。

Day6-7へ続く

考古学者と行く!レラ遺跡とオマ山<コスラエの旅・Day4>

前日のフル活動もあり。。。
ちょっとはゆっくりしたいところでしたが、この日も朝から活動開始!

この日は今までにない感じでした。
なぜならガイドさんが考古学者だったからです!
アメリカ人ですがニュージーランドにいたらしく、ニュージーランドな英語の彼は、1年半ポンペイにいて、2年をコスラエで過ごし、年明けにはフィジーへ行くそう。
そしていつも一人行動のところ、同伴者がいる!これは違った感じになる!?期待。


まずはこの日は山に登るつもりもあったので、ロッジのレストランで朝食(珈琲付きで$8)。食パンは日本のようなカリッとした感じではなく、しっとりした感じ。


おかわり自由の珈琲は大きなカップにたっぷりと。自動販売機などはないので、味のある水分を取ったのは久しぶりでした(笑)。


朝食後、ガイドのアダムさんと合流して出発。まずはレラ遺跡から。
今は地元のスーパーの敷地の裏にありました。

さんさんと太陽が降り注ぎ、暑痛い陽射しの中、アダムさんの説明は続き。。。さすがは考古学者、細かいことまでよく知っている!
二人の会話が盛り上がる中日陰を探してフラフラし出す私(すいません)。

ちなみにここには王朝時代の王の席やいくつもの部屋や、運河の跡なんかも残っています。
宣教師の一団がやって来たことで病気が広がり、その後廃れたそうなのですが。宗教を広めるためとはいえ、目的地も決めずにただ海へ出たなんて信じられない!なんて話も。


一通り見学した後、オマ山ハイキングへ。
標高自体は600m程なので、普段行く箕面とさして変わりはないのですが。。。

なんしか直登!かなり急な道を登り、しかもトレイルは不完全。
私有地のためか標識もなく、知っている人がいなければ絶対迷います。いくつも崖すれすれの所を通ったり、登りも下りも足場の悪い道を必死でガイドについて行きました。

途中には昔日本兵が作ったと言う防空壕がいくつもありました。実際コスラエでの地上戦はなかったらしいのですが、戦争に備えて準備していたそうです。
試しにいくつか入ってみましたが、なんとなくアリの巣の中に入ったような感じでした。


また見所のひとつは滝です。水がきれいでちょうどいい冷たさだったので、少し疲れた足にいいアイシングができました。



ただ遠目に見るのはきれいでいいんですが、滝の脇を登るのでかなり細い急勾配な道だったりで、高い所が苦手な私はおっかなびっくり。
ガイドさんは結構スタスタ行ってしまうので、一緒に行っていたアメリカ人の人がちょうどいいペーサーになってくれたのでよかったです。


この日も忘れずにきのこショット。これは意外に見たことあるかも?


3時間程歩いてようやく頂上へ。頂上スペースはかなり小さいです。
ここでガイドのアダムが腹ごしらえに取り出したのは、トルティーヤの生地とバナナとハチミツでした(しかも中国製)。意外とおいしかったんですけどね。
私は前日のダンジェリンも持っていたので一緒に食しました。

頂上にいたのはわずか10分程。しばらく景色を見た後、登ったのと同じ道を下山しました。さすがに下山は早く かったかも?(聞いた話では、頂上まで行く人はあまりいないそうなので、かなりがんばったようです)全行程で大体6時間程でした。

下山してすぐ飲んだ冷たい水はとても美味しかったです!


下山後の帰り道、いくつか戦跡に立ち寄りました。
ひとつはお墓です。当時のまま残っているようで、石には感じと思しき文字が。ただ古い漢字を使っていたので読みきれませんでした。


こちらも日本軍が使っていた建物。Radio Centerと言っていたような?世の中には知らないことがいっぱいです。



そんなこんなでこの日も全アクテビティを終え、ロッジへ帰着。
ガイドさんも同伴した方もかなり疲れた模様。私はまだ少し体力が残っていました。


なーのーでー


がんばったご褒美?にビッグディナー。

サンデースペシャルのサーロインステーキをいただきました($10)。
お野菜がなすびと白菜で、味付けがお醤油という何とも日本的な味。ご飯が進んだことは言うまでもありません!

Day5へ続く

島の人達とのふれあい!お目当ては島の緑!<コスラエの旅・Day3>

翌朝9時−

島でのアクティビティ初日。この日はフル活動 です。
朝はメンケ遺跡($25)、午後はマングローブカヌーイング($25)、夕方はサンセットクルージング(食べ物ドリンク込み$15)と目白押し。

①メンケ遺跡ツアー


意外なことに一応タクシーサービスはあったりして。
予定時間から少し遅れてドライバー到着。
ロッジから20分くらい走ったところでガイドさん合流。
何の説明もなく車に乗り込んで来たのでいささか焦りましたが、少ししたところでここから歩くと言われてタクシーを降りて歩き始めました(タクシー代は$3で割安)。


しばらく歩いたところで、メンケ遺跡へのトレイルがスタート。
熱帯のジャングル感満載なトレイルです。


こちらは今回のお気に入りの一枚。
ガイドさんはとても詳しくて、道すがら、薬草等いろんな植物や生き物のことを教えてくれました。ハイビスカスの木が普段見かけないくらい大きな木だったり、グレープフルーツやレインボーツリーと呼ばれるユーカリ系の木もありました。

幸い、ここには動物らしき動物はイノシシくらいしかいないそうで、後はカエルやトカゲ、スターリンという鳥くらいでした。ジャングルで一瞬見かけたトカゲはかなり大きかったです(後ろ姿)。


これはジンジャー。白、ピンク、赤の3種類あります。赤のジンジャーはしぼるとオイルが出て来て、島の人達は髪のトリートメントに使うんだとか。


赤い部分はやわらかく、絞るとオイルが流れ出ます。

メンケ遺跡までは途中5回川を渡ります。 

ちゃっかりきのこも撮影。いくつか面白いものも見つけました。


これは特に不思議だったもの。

まさに熱帯なジャングルトレイル。ガイドさんは裸足で歩いていました。
メンケ遺跡へのトレイルはガイドさんの家族の私有地だそうです。
何年か前に日本に2年くらい住んでいたと言うガイドさんは、片言の日本語を披露してくれました。



遺跡のひとつ。手積みされたらしい石の壁があちらこちらにあります。
おそらく部屋を作っていたと見られます。


遺跡内にある像。これを見たら本当にここに人が住んでいたのか!と実感が沸きました。


この後石で足を滑らせてすっころんでガイドさんを心配させると言うミラクルをやらかしました。。。笑


ツアーも一段落したところで、ガイドさんが木に登ってダンジェリンを取って来てくれました。こんな緑ですが中は十分食べごろ。

午後のカヌーに向けて、元来た道を戻ります。。。
(実はカヌーのガイドさんは、遺跡ガイドさんのお父さんなんです)


②マングローブ・チャネル・カヌーツアー

遺跡から戻ってまずはガイドさん宅へ。カヌーツアーのガイドをしてくれるお父さんと合流するためです。

まずは一休み、と言うことでココナッツを 渡されました。
カットした蓋部分を食べてみると、日本のたくあんのような味。不思議だ。。。。
そしてココナッツの中身は満タンの水分。こんなもん一気に飲めるかい!!?と言うことで、最後は手伝ってもらって飲み終わり、楽しみにしていたカヌーに乗り込みます。


見てください、この青空。
この日は夜まで全く雨が降りませんでした。お陰で気分爽快!!!


マングローブの木の中を通ったり、島の周りを通ったり。


今回はお孫さん達も同乗していました。5歳と10歳だそう。


とにかく透き通っていて、見ているとつい手を入れたくなる。。。



この後マングローブの島へ上陸して、ここでお父さんがいろんなお話をしてくれました。

花にまつわる恋人達のお話や、昔は人が住んでいたけど津波が来たら危険ということになり住めなくなったことや。ニュースがなくても島に住む鳥達の動きを見れば、危険はわかると言っていました。

余談ですが2年くらい前に女優の鶴田真由さんが来ていたそうで、写真も見せていただきました。知っている人は知っている場所なんですね。


ちなみにこの花は、実の部分を目薬にも使えるそうで、実際目の前で滴を目に入れていました。『ほんとうだよ。君がきれいに見えるよ』とのこと(おいおい!!!?)。
『じゃあ私を見る時は毎回ささなきゃねー』と返しましたが(笑)

ツアーの様子は別途動画を編集予定ですので、ぜひご覧くださいね!


・・・とまあ、そうこうしているうちに時刻は既に15時前。
ロッジに戻らなくては行けません。帰りは港で降ろしてもらい、お父さんが手配しておいたというタクシーが来るのを待っていました。

15分程すると、車の女性が到着し、タクシーサービスよと言うので乗せてもらいました。
現地の人で、ロッジに着くまでまた色々とお話しました。
以前の市長が自分の親戚だったこと、日本語を話せたので子供達に教えていたこと、
なぜかコスラエの自家用車は日本車の中古がほとんどで、おそらく安いからだということ、等など。こういう話は現地の人と話さないとわからないことなので面白いですよね。

朝とほぼ同じ道を走ってロッジへ到着(今度も$4と割安)。
着いてすぐフロントに行ってみるともうクルージングのボートは出発すると言うではありませんか!マジか?言い出しっぺをほって行く気か!?と焦って部屋に戻って荷物を置いてから待ち合わせ場所へ。


③サンセットクルージング

サンセットクルージングは本当は週1回木曜実施なのですが、私が訪ねるとオーナーの奥さんが旦那さんに手配を頼んでくれたのと、人が集まったこともあり実現しました。

ボートに乗ってマングローブを遠くに見ながら静かな海へ。
途中でオーストラリアとドイツのカップルが ヨットから合流し、オーナーのヨットまで行き(海の真ん中に停泊させている)、ボートをつないで歓談。
メニューは、春巻きと巻き寿司と言う意外な組み合わせ。ビール片手に夕日が沈むのを眺めました。





あっという間の一日でした。

Day4へ続く